最近、いろいろな人とお話して、自分的に「テンションの上がる企画」と「テンション上がらない企画」を両方、聞くことがあります。それでだいたい、自分の心が動かされる企画と動かされない企画のどこが違うのかという一つの傾向が見えてきたのでメモ。

「つまらない」と思う企画は発想の原点が「社会がこれじゃダメだ」にあることが多い。
「おもしろい」と思う企画は発想の原点が「自分がこうしたいな」にあることが多い。

 自分がなぜ、「社会がこれじゃダメだ」から始まる企画をつまらなく感じるか、というと、大抵「現状が悪いと思っていない」からです。「社会がこれじゃダメだ」という考え方はある意味で視野が狭い。なぜなら、善悪は観測する視点で用意に立ち位置を変えるものだからです。

 例えば、「芸術に対する費用を地方自治体が一部負担する」ということを考えたとき、「お金」の観点ではペイバックが未知数の粗悪なものですが、「文化」の側面から見ると市民の心を豊かにするための費用とも捉えることができます。

 このように、「社会がこれじゃダメだ」という考え方で企画を話されると、「勝手に俺の価値観、否定すんなよ」という反骨精神のようなものが湧いてきてしまうのです。

 逆に「自分がこうしたいな」という視点だと、頑張ってください!と言いたくなります。要は「夢」を語ってくれたのに、わざわざその「夢」を諦めろなんてことは言う必要もありませんし、大抵の場合、「夢」を語る人の目は輝いていて、口調にも熱意が感じられるんです。

 今、ともにプロジェクトを進めようとしている人が「真面目な人は面白くない」と仰っていましたが、その一言に尽きるのだと思います。「俺、こういう企画で遊んでみたいから、一緒にやらない?」くらいのほうが、相手の「やりたい」の気持ちが伝わって、こっちもアツくなれるのです。