明日、MySQLの講習会の講師を担当するので、その資料です。

<キーワード>

  • show databases
  • create database
  • use
  • show tables
  • create table
  • select
  • update
  • delete

MAMPを起動

 何はともあれ、MAMPを起動しましょう。

MAMPの起動画面

 ちゃんと左のMySQLサーバーのマークが緑色になっていることを確認したら、次へ。

MySQLにアクセスする

 ターミナルを開きましょう。/アプリケーション/ユーティリティ/の中にあります。

 開いたら、まず、次のように打ち込んでMAMPで動いているmysqlがあるところまで移動してください。

[code lang=text]
cd /Applications/MAMP/Library/bin
[/code]

 次にMySQLにアクセスしましょう。
 MAMPのMySQLのユーザとパスワードは初期設定でroot/rootになっているので、

[code lang=text]
./mysql -u root -p
Enter password: root(これは表示されません)
[/code]

とすると、ログインできます。ここで”-u”はユーザ名を指定するオプション, -pはパスワードの使用を表すオプションです。

データベースを作る

 まずはどんなデータベースがあるかをチェックしましょう。データベースの一覧を表示させるにはSHOW DATABASESコマンドを使います。

[code lang=text]
mysql> SHOW DATABASES;
[/code]

databaseを表示

 新しくデータベースを作るにはCREATE DATABASEコマンドを使います。試しに、interarteqというデータベースを作りましょう。

[code lang=text]
mysql> CREATE DATABASE interarteq;
Query OK, 1 row affected (0.04 sec)
[/code]

データベースを作った

 新しく、interarteqというデータベースが作られているとおもいます。

テーブルを作る

 さて、このinterarteqの中にテーブルを作って行きましょう。

 まず、USEコマンドを使ってどのデータベースを使用するかを指定します。今回、使用するのはinterarteqデータベースなので、次のように打ち込みます。ちゃんとUSEコマンドでどのデータベースを使用するか指定していないと、間違った場所に不要なテーブルができて、面倒なことになるので注意しましょう。

[code lang=text]
mysql> USE interarteq;
Database changed
[/code]

 テーブルを作成するには次のようにCREATE TABLEコマンドを使います。今回はidnameというデータを格納していくmemberというテーブルを作ってみましょう。

[code lang=text]
mysql> CREATE TABLE member(id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, name varchar(255));
Query OK, 0 rows affected (0.44 sec)
[/code]

 これでテーブルが出来ました。ちゃんとできているか確認しましょう。

[code lang=text]
mysql> SHOW TABLES;
[/code]

テーブルができた

 ちゃんとできています。

データを作る

データに”nambu”というものを作ってみましょう。

[code lang=text]
mysql> INSERT INTO member VALUES (null, 'nambu');
Query OK, 1 row affected (0.62 sec)
[/code]

 さて、ちゃんとデータができているか確認します。データベースの一覧を表示させるにはSELECTを使います。今回はmemberというテーブルからすべてのデータを抜き出してくるので、ワイルドカード*を使います。

[code lang=text]
mysql> SELECT * FROM member
[/code]

検索

 もしも、idいらないし、名前だけでいいよという時は、

[code lang=text]
mysql> SELECT (name) FROM member;
[/code]

のように指定して、条件によって検索したい場合は

[code lang=text]
mysql> SELECT * FROM member WHERE name='nambu';
[/code]

のようにWHERE句を使います。SELECT, FROM, WHEREはセットでよく出てくるものなので、覚えておきましょう。さらに、興味がある人はORDER BY, LIMIT, LIKEなども調べてみてもいいかもしれません。

 データを変更するときはUPDATEを使って次のようにします。

[code lang=text]
mysql> UPDATE member SET name='nambu akifumi';
Query OK, 1 row affected (0.73 sec)
Rows matched: 1 Changed: 1 Warnings: 0
[/code]

 消すときにはDELETEを使って次のようにします。ここで、WHERE句を指定しないとすべてのデータが削除されてしまうので注意しましょう。

[code lang=text]
mysql> DELETE FROM member WHERE id=1;
Query OK, 1 row affected (0.07 sec)
[/code]

まとめ

 と、まぁ、長々と小難しいことを書いて来ましたが、MAMPにはphpMyAdminという便利なものがあるので、慣れるまではこれでデータベースを管理するといいと思います。PHPでMySQLにアクセスする方法についてはこちらを見てください。

補足. UNIXコマンド¥

cd : ディレクトリ移動