お久しぶりです。
ちょっとブログの更新が滞りがちなので、何か作ったら制作のときに考えていたこととか、苦労したとことかをつらつらと書いていこうかと思います。
ざっくり作品紹介
昨日、『声帯』という新曲をSoundCloudにアップしました。
約2年ぶりに作った歌ものの曲です。1
元来、ギターはある程度弾けるものの、録音に足るレベルではないので、ピアノに頼りがちでしたが、今回は積極的にギターを使っていきました。
作ろうと思ったキッカケ
友達と4人でカラオケに行ったのですが、その帰り道、1人が「歌いたりひんから、またカラオケ行ってくるわ」とカラオケに消えていきました。2
その帰り道、まだ歌い足りてなかった自分は「一緒に行きたかったなー」と思いながら、鼻歌交じりに
一緒に行っていいかいって喉の奥つっかえている
震えてほしいものは唇じゃなく声帯
と歌ったのがこの曲のサビになっています。
Cubaseの入ったWindowsPCが電源を入れてもプスンとしか言わなくなってから、曲作りから離れていたので、久しぶりにしっかり作りこんでみようと思ったのがキッカケです。
苦労したところ
慣れないDAW
先述の通り、Cubaseが入ったマシンが壊れてしまったので、インストールしたまま、まともに使っていないLogic Pro Xを使うことになりました。
DAWをしばらく使っていると、自分がよく使う音やエフェクト、その使い方などが決まってくるのですが、DAWが変わると操作方法もどんな音源があるのか、どんなエフェクタがあるのか、それらをどうやって使っていくかを位置から探ることになってしまいます。
幸い、以前、「フィボナッチサイン」の動画を作ってくれたUTWorks音楽担当の和丸くんがLogic使いで、いろいろ聞いていたので、どうにかこうにか作り上げることができました。
慣れないギターフレーズ
ギターは指弾きのアルペジオかストロークしか弾けないのでフレーズを考えるのに苦労しました。
今回の『声帯』にはアコギのカッティングギターとサブメロディーを奏でるリードギター(?)があります。それぞれ、いろいろ試して弾きながら作り上げたフレーズに行き着きました。
それなりに勢いにのって弾いているように聴かせるために、ギターのカッティングフレーズはベロシティ高め、ストロークによる音の粒のずれを短めに作りました。この音の粒のズレをするのが面倒くさいというのもあまりギターの打ち込みをしたくない一つの理由ですが、今回の俺、よく頑張った。
見つからない好みのシンセ音
Cubase時代はシンセの音は殆ど、細かく作り上げたものをプリセット化していたのですが、新しいDAWではそんな資産もなく、自分で1から作らなければなりませんでした。
特に、苦労したのはパッド系の音です。Logicのパッド、リバーブ効き過ぎなんだよおおおおおお
チャレンジ
テンションコードを少なめに
音がつまらないとき、テンションコードに頼りがちだったのですが、今回はなるべく7thまでに抑えて、フレーズの重ね合わせで単調さを避けようとしました。
ストリングス・アレンジ
ストリングス・アレンジは基本的に和声法に忠実にやっているだけで、バッキングのような打ち込みをしたことはほとんどありません。今回は自らバイオリンを手にして、ノりながらどういうフレーズが弾いてて楽しいかを考えながら打ち込みました。
アウトロの変化付け
あまりアウトロにこだわることはなかったんですが、今回は16ビートから途中で4ビートを強調したフレーズに変化するようにつくりました。参考にしたのはみんな大好きラブライブの「Snow Halation」のアウトロです。3
反省点
最近、文学にあまり触れなくなっているせいか、歌詞に物足りなさを感じます。
もともと1フレーズ目と2フレーズ目に対句表現を入れることが多いのですが、今回はあまり、そういった修辞的な技法はあまり使えていません。強いていえば、「正解」「後悔」「声帯」とサビの終わりで韻を踏んだことぐらいでしょうか。
もっとも、単純なフレーズだからこそ、青臭さが際立って聞こえが良くなるのかもしれません。
もっと精進します。
今回の作品は割と楽しく作ることができました。
Logic Pro Xでまともに作った初めての作品ですが、もっと使い方をしっかり理解して、よりよい楽曲を発表して行けるように頑張ろうと思います。
良いノリしてるよネ 重くないのがGood1